虫の味

ぽけ子

2012年02月14日 21:56


ぽけ子の実家は、本屋さんでした。
その昔は、千葉でお風呂屋さんを営んでいた父が、一番末っ子のぽけ子が生まれるのを機に、これからは本を読む人が増えるぞと思い、東京に出てきて本屋さんになりました。

本屋さんだった頃の父(店番しながら本よんでるしww)

子ども達の中で跡を継ぐものはなく、今ではもう父も隠居してしまったので、お店はありません。それでも家族みな本が好きで、80歳をとうに過ぎた父は近くの図書館に足しげく通っていて、ぽけ子自身もジャンルにこだわらず、様々な本を手にとります。

今月16日まで三島の図書館で再活用図書の配布をしていて、取材のついでに立ち寄らさせていただきました。その中で見つけたのがタイトルにもある『虫の味』(八坂書房刊 篠永哲・林晃史著)。
生まれて初めて本を読んで嘔吐しそうになりました…

内容は、二人の研究者(医学博士)が、自分自身で実験台となり、虫について考察していくという内容で、食べるときの注意,調理法,食味,食後の体調などとても淡々と、しかもわかり易く書かれていて、読み始めると実に興味深い内容でした。



しかしながら、食べているものがトンボとか、カブトムシなどお馴染みの昆虫はもちろん、ゴキブリ,ハエ,シラミ,ミルワームとかになるとかなり抵抗が出てきます。
日本でもイナゴやハチの子などが珍味として食され、世界を見るとマーケットに食材として売られていたり、虫を貴重なタンパク源として食している国も少なくありません。

しかし、頭では分かっていても、身体が受け付けない…

食糧危機になったら、そんなことは言ってられない。味はどの様なものかと以前から興味もあり、この本を貰い受けてきたのですが、途中で嘔吐しそうになったので、続きを読むときは少し体調を整えてからと思っています。

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