国清汁から国清寺へ

ぽけ子

2013年03月04日 22:03

ぽけ子はただいま、4月開局予定のFMいずのくにのパーソナリティ候補生として、日夜勉強中です。パーソナリティとして話す練習にも、地元伊豆の国市の良さをと思い、地元の名物を探していました。

地元の方は、もうご存知の方もいらっしゃると思いますが、郷土食「国清汁(こくしょうじる)」と言うものをご存知ですか?
伊豆の国市奈古谷地区にある国清寺を発祥とし、600年余りもの歴史のある精進料理の一つで、今では全国の精進料理のお店や禅宗寺の料理として供されています。



平たく言うと鎌倉の建長寺発祥の「けんちん汁」の味噌ヴァージョンです。地元でも調理する方が少なくなり、その保存と普及のために「国清汁研究会」なるものが平成14年に発足されています。
今では、市内の小中学校の給食にも出されているので、うちの伊豆っ子である娘と息子は、よく知っていました。息子に至っては、生野菜は苦手ですが、この具沢山の汁はお気に入りの一品だそうです。

詳しい作り方などは、インターネットで検索すると見つけられるかと思いますが、簡単に記しておくと、大根や人参、牛蒡、芋(里芋でもじゃが芋でも可)、椎茸を食べやすい大きさに切り、ごま油で炒め、それをかつお節と昆布、干し椎茸で丁寧にとったお出汁と米とぎ汁で伸ばし、野菜に出汁がしみ込んだら味噌を溶き入れ、木綿豆腐を崩して加えて煮込めば出来上がり。

この「国清汁」を実際作ってその感想を話せば面白いかな?って思っていたのですが、実際、ぽけ子はそんなに丁寧にお出汁を取ったことがありません。(恥ずかしながら…)
いつもの通り、だしの素で代用したところ、野菜だけにしてはコクがあるのですが、あまりに想像通りの味だったので、これでは面白くありません。
きちんとお出汁を取ってこその味の広がりや米のとぎ汁やごま油を加えることで味わえるコクと深みを存分に味わうには、ぽけ子の調理技能では難しいと思い知りました。

ちなみに伊豆の国市には、この「国清汁」を味わえる場所が何か所かあるそうです。
ぽけ子が調べた中では以下の2か所です。
駒の湯源泉荘 http://www.komanoyu.jp/ (※イベント時に提供、詳細は電話で問合せて下さい)
伊豆とろろ家 http://izutororoya.com/ 

っと言うことで、この「国清汁」を調べるにあたり、その発祥の地伊豆の国市奈古谷にある名刹国清寺も少し調べさせていただきました。調べれば調べるほど、興味深いお寺なんです。



長くなったので、そのお話しは次回のお楽しみとさせていただきます(笑)。

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