2013年03月10日
思い立ったが吉日!国清寺 その③へ
-国清寺塔中あった鳳林庵にいらしたお地蔵様(歯痛・安産の仏様)-
さすがにふらふらと国清寺への道順で回を重ねるのも申し訳ない…
ぽけ子の旅はそんなんばっかで、道草ばかり。
気になるものを写真におさめたり、中を覗いたり、人がいたら話しかけたりと、中々目的地に辿り着かないのが常。
いよいよ、天狗の伝承と国清汁発祥の地、国清寺(天長山国清萬年禅寺)。
国清寺の参道の前に佇んだ時の第一声は…
「でっけぇ~。なるほどなぁ~。」
見上げる空の天高く、どこまでも伸びる杉の巨木。
あのてっぺん位に天狗が降り立っていたのかなぁ。
しかし、空が青いなぁ。
しばらく、口を馬鹿みたいに開いて見上げてしまいました。
そして、一兆が天狗に降ろされた釈迦堂(仏堂)。
数段の石段を上り先に進むと、本堂と赤い屋根の庫裏。
数段の石段を上り先に進むと、本堂と赤い屋根の庫裏。
本堂には座禅会の文字。
あとで友達に聞いたところにはよると、毎週土曜日朝6時半~座禅会をしているそうです。
座禅を組んだ後はお経を上げ、お茶をいただいて8時に解散とのこと。
伊豆の国市の史跡のほとんどは、派手な看板や史跡を盛り上げるお店などはありません。
大抵地味な感じで、田圃の外れや民家の近く、交通の便が悪いところも少なくありません。
だけど、その当時のことを感じるには最善の場所かもしれません。
目をつぶると…かつていたかもしれない天狗の羽ばたく音。
悪たれ坊主たちの遊ぶ声。
鳥たちの囀(さえず)り。
田圃を抜けてわたる風が、杉の枝をゆする音。くしゅん…失礼、花粉症なもんで(笑)。
ちなみに、国清寺の参道には200本以上の紫陽花が植えられています。
ご住職曰く「紫陽花は日陰に映える花。参道の樹齢数百年の杉の巨木の間からさす木漏れ日や梅雨のもやが紫陽花をより趣深くしています。」(2006年伊豆の国市市民カレンダーの説明分より)
紫陽花の見ごろは6月15日頃。今はまだ新芽が付き始めた位で、とてもとてもその光景を頭に描くことは難しい。やっぱり、季節の頃また伺いたくなりました。
国清寺(天長山国清萬年禅寺)
静岡県伊豆の国市奈古谷68
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Posted by ぽけ子 at 09:23│Comments(0)
│伊豆の国