2012年07月28日
第二の故郷
日頃お会いしている方は、伊豆訛り丸出しで喋るぽけ子の出身が東京だとは思いも寄らないと思います。
こちらに越してきて14年。
最初越してきたばかりの頃は、子供もまだ産まれたばかりで、友達もいない場所。
朝は早くから放送があり、昼は人通りもすくなく、夜はあっけなく真っ暗になってしまい、虫の声、蛙の声と国道を通り過ぎる車の音しか聴こえない淋しい場所。
子供がやっと歩けるようになり、日中まだ存命だった義父と三人で散歩をするのが日課となりました。
線路沿いを義理とは言え、三世代で歩いていると、不思議な感覚です。
時間が取り残された様なこの町で、違う時代を生きる三人が同じ道を歩く。
それまで、都会で気にも留めない野草達が、こちらではとても生き生きと咲いています。
頭上に広がる空は、都会のソレに比べるとかなり大きい。
日を追うごとに、少しずつ馴染みの場所が出来てきました。
今では主人と子ども達の故郷だけではなく、ぽけ子の第二の故郷になってきました。
2012年06月25日
green thumb“緑の親指”
主に米国で用いられる『園芸の才』を表す言葉です。
ぽけ子は、小さいからこの才に欠けていると思っていました。
学校で朝顔を育てても枯らしてしまうし、庭でチューリップを育てても花は咲かない。
何より、水をくれてもその場で反応を示してくれる訳ではないので、つまらないと感じていました。
犬や猫ならなついてくれるし、呼べば飛んで来てくれる。
結婚して他人と暮らすことを経験したせいか?
子育てをして多少なりとも気が長くなったせいか?
細かな変化を観る眼が出来てきたのか?
最近では、挿し木の小さな芽生えに心が揺さぶられる時があります。
生きる力って、強いなぁ…
2012年02月18日
一人ガーデンシティ
こちらは、昨年の秋の竜胆(りんどう)
先日のガーデンシティ三島の講演会『みんなでつくるガーデンシティ~花と緑で街おこし』を取材させていただいて、改めて花や緑が私たち人間に癒しを与えてくれるかをしりましたが、その時講師の伊藤先生が英国やカナダ、ニュージランドで行われている、丹精込めて世話をした個人のお宅の庭を公開するというオープンガーデンという概念を伺いました。
講演会の模様は、こちらのページで
⇒ http://mishima-pocket.com/event/report/detail.php?id=101
ちなみに伊藤先生が所属する日本ハンギングバスケット協会では、本格的なネットオープンガーデンをこちらのサイトでやっています。どれも素敵なオープンガーデンです!
⇒ http://www.open-garden.jp/
こちらも昨年の秋のエビネの一種
ぽけ子は、通称『グリーンサム』(『みどりのゆび』という意味。 自然を愛する人、植物を育てることが好きな人を呼ぶそうです。)を持っていないらしく、すぐに植物を枯らしてしまいます。
こちらは今日。春を待つ球根達!
それでも、やはり土をいじったりしている時が、とてもリラックスできるので、鉢を買ったり苗を買ってきては、狭いベランダに置いています。洗濯を干す時や取りこむ時に、鉢をひっくり返して一人涙することもしばし…
先日仕入れたばかりのネジバナ♪
ちっぽけな空間ですが、好きな植物を並べて、たまに寄せ植えしたりして、一人ガーデンシティと題して、楽しんでおりますが、そんな植物達の写真を少々Upさせていただきます。
ばぁばが丹精込めている庭では、水仙やオレンジ色の花、色とりどりのパンジー、お正月にいただいた寄せ植えの梅などが咲き誇っています。一方、春を待つ間、ぽけ子のガーデンシティは、葉が落ちていたり、芽が出る準備をしているので、少し淋しいです。
それでも、やがて来るための力をたくわえてる、小さな芽吹きは期待に心を膨らませてくれます。今年は、マックスバリューで購入したハーブ達の成長も楽しみです。
タグ :ガーデンシティ
2012年02月09日
探していますぅ!
ご承知の方もいらっしゃると思いますが、会社で愛用していた自転車が無くなってしまいました。

製造メーカー:サギサカ 商品名:コールマンFD0206DX
サイズ:20型 色:RED 防犯登録番号 CPAJ1028135
三島本町のVia701の駐輪スペースに駐輪していて、2/4・5の(土・日)に無くなりました。
この自転車がないと、機動力が低下してしまうぽけ子です。
こちらの自転車をお見かけの方は、ブログにコメントをお寄せいただくか、 kakishima@via701.net までメールにてご連絡お願い致します。
なにとぞご協力を!
製造メーカー:サギサカ 商品名:コールマンFD0206DX
サイズ:20型 色:RED 防犯登録番号 CPAJ1028135
三島本町のVia701の駐輪スペースに駐輪していて、2/4・5の(土・日)に無くなりました。
この自転車がないと、機動力が低下してしまうぽけ子です。
こちらの自転車をお見かけの方は、ブログにコメントをお寄せいただくか、 kakishima@via701.net までメールにてご連絡お願い致します。
なにとぞご協力を!
2012年02月03日
大社の桜便り
節分祭で三嶋大社に取材に出かけました。
昨日、ツイッターで「大社の早咲きの桜が開花していましたよ。」との呟き。
これは嬉しいと取材の合間に写真に収めるべく、境内をウロチョロさせていただきました。
社務所の前にある桜も少しずつ蕾を膨らませ、色付いてきています。
まだまだ寒い毎日が続いておりますが、確実に春の足音が近づいてきている様です。
2012年02月02日
水生生物
ぽけ子の娘が以前新江の島水族館で撮影しました(プチ親ばか自慢♪)
以前、沼津港深海水族館の石垣館長にお話を聞く機会を得た時、水に生きる生物のことを調べました。
石垣館長の記事は、こちら⇒ http://mishima-pocket.com/jiman/tatsujin/index.php?id=10
水生生物をその生活する位置と遊泳力(生活型)によって分類した場合、
●水面に位置するもの:ニューストン(水表生物)
●水中に位置するもの
遊泳能力があるもの:ネクトン(遊泳生物)
遊泳能力が乏しいもの:プランクトン(浮遊生物)
水底に位置するもの:ベントス(底生生物)
と分けられるそうです。実際には、その中間に位置すべきものが多く、それほど頻繁に使われることはないそうです。
ニューストンの代表としてはアメンボなど。
ネクトンは、大部分魚類がこれにあたります。
ベントスは、甲殻類と呼ばれる海老や蟹など。
中でも、興味を引かれたのはプランクトン。
プランクトンと言えば、生物の源、植物プランクトンや動物プランクトンという認識がありました。
しかし、ぽけ子が水族館の中でかなりお気に入りの生物“クラゲ”もこのプランクトンに属するのだそうです。
漢字にすると、水母とも海月とも…
全く遊泳能力がないわけではなく、時折泳いで水中を漂っています。
大量発生すると漁業関係者には、深刻な被害をもたらすこともありますが、水中を漂う様を観ていると、なんだかとても落ち着いてきます。
日本大学の海洋生物資源科学科 広海 十朗教授が、「海洋動物クラゲ類のヒーリング(癒し)効果の科学的検証」という研究結果を発表されています。
⇒ http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~ken-jimuka/H19/H19gakuzyutsukouen/3.hiromi.pdf
少し心が落着かない時は、お近くの水族館へ“クラゲ”などを観に行かれるのはいかがでしょうか?
『沼津港深海水族館』公式HP⇒ http://www.numazu-deepsea.com/
2012年01月31日
凍る湖??
今朝テレビで『諏訪湖の御神渡り』を何気なく観ました。湖の湖面が一面に凍り、日中と夜間の気温差によって、その氷に亀裂が入る。その亀裂が諏訪大社の上社の男神の「建御名方命」(たけみなかたのみこと)が、下社の女神である「八坂刀売命」(やさかとめのみこと)に会いに行った足跡とも言われているそうです。
御神渡りの神事を行う諏訪市の縣社八剱神社(やつるぎじんじゃ)の神主により、判定が下るとのことで、テレビの中継がなされていました。
そして出勤し、JR三島駅に出かけた時、駅前の観光協会の前の池が凍ってますww
触ってみると割と厚い氷で、人が乗れる程では、当然ありませんが、指で押してもビクともしません。
日が伸びて、富士山も17時過ぎ位に夕焼けに染まります。風のせいか、富士山の雪は少ない様です。富士北麓に春の訪れを告げる「農鳥」が例年現れる位置で、ちょいと早めに“飛来”しているとのこと。まだまだ寒い日が続きますが、確実に春も近付いてきてくれるのではないかと思う一日でした。
2012年01月29日
荒神さん
伊豆の国市の韮山地区南條にある荒神社では、毎年1月28・29日に『荒神さん』と呼ばれる一年に一度の祭典が行われます。火伏せ(火難・火傷・防火)の神様を祀られて、竈(かまど)の神様として信仰を集めています。
我が家でも義母が毎年毎年お札をいただくために、お参りがしたいと言うことで、ぽけ子が車で送迎するのが、常になっています。今朝も朝から義母が親戚のお札を集めたりして、合図の花火が鳴るのを心待ちにしている様子。お昼を食べてから息子を連れそろそろとお参りに向かいました。
荒神社は、韮山の名所として名高い蛭ヶ小島と反射炉のちょうど中間位。田んぼの真ん中にある小さな小山の上にあります。『荒神さん』の時だけ参道には、十数軒の屋台が並びます。息子は、すでに何か買ってもらいたい様子。「お参りをすませてから!」とぽけ子の檄(げき)が飛びます。
お年寄りの参拝者のためか、それとも関係者の好みなのか演歌が流れる小山には、118段の石段があります。手摺(てすり)もあるのですが、少し急なため、70を過ぎた義母は、少し息を弾ませ膝を押さえながら上ります。元気盛んな息子は普段ならあっと言う間に上ってしまいますが、途中途中後ろを振り返りながら、辛抱強く待っています。振り返ると除々に景色が広がってきました。
お社(やしろ)は、建て替えられていて割と新しい感じですが、境内にある石灯籠には、天保年間の文字。昨年我が家をお守りいただいたお札を納め、お参りします。「昨年は、ありがとうございました。今年一年も火の事故、火傷などからお守り下さい。」と心の中でお願いしていると、すでに息子はお楽しみの抽選会の方へ心が飛んでいます。一回300円。昨年までは確か自転車なんて賞品もあったけど、どうやって下まで降ろすんだろう?なんて当たりもしないのに、余計な心配をしたものです。
今年の目玉は伊豆長岡にあるサンバレーのバイキングペアご招待と江間のいちご狩りらしい。今年の運だめしです。実際にぽけ子宅で当たる賞品といえば、バケツやホウキ、ラップや洗剤、傘などすぐに使えるものばかり。それでも、三角くじを開く時のワクワク感はなかなかのもの。今年一番は、息子が当てたホウキでしたww
上りの時は義母を待ったりしていた息子も、下りの時は一気に駆け降ります。屋台で何を買ってもらうか決めに行くためでしょう。ぽけ子と義母が下に辿り着いた時には、「アレとコレと…。」とまくし立てます。当然「一個だけ!」とぽけ子にいなされ少し肩を落としながらBB弾の拳銃、しめて400円也。屋台には、「荒神さん」名物のとだんご(十団子,糖団子)や飴細工などには目もくれないのは、男の子だからでしょう。さくら棒をお土産に家路につくことにしました。
いただいたお札の中には、火伏せのお守り「すみんちょ」とお札、お饌米が入っています。「すみんちょ」は一辺が1cmにも満たないのサイコロ型の木で出来ており、一面ずつに「奥・津・姫・命」と印字されており、これを包み込んでいるこよりを、昔は囲炉裏(いろり)の自在鈎(じざいかぎ)に結びつけました。お札は竈の上に設けられた「荒神様」の祠(ほこら)に納めたそうです。
我が家では、冷蔵庫に磁石で付けられていますが、例年火の事故も起きず、お守りいただいています。
荒神社
静岡県伊豆の国市南條1486
2012年01月28日
桜湯の煙
三島の泉町に今では珍しい銭湯がありました。
『桜湯』
創業は大正時代に遡るそうです。(現在残っている建物は、昭和41年に建てか会えられたもの)東海道の宿場町として栄えた三島宿にあって、農兵節でも歌われる“三島女郎衆”が有名な遊郭内の銭湯だった時代もあります。
三島には十数軒ほどの銭湯がありましたが、内湯を持つご家庭が増え、平成12年過ぎには、三島で唯一残る銭湯となりました。
浴室は、幅2間、奥行き2間半。銭湯内のカラン(温水と冷水が出る蛇口)は、男湯に4つ女湯に4つ。壁には富士のモザイクタイルの絵。壁に湯揉み用の櫓の形をした棒。
今月も空き店舗調査で街を廻った時、前を通り掛かると、男湯・女湯の表示が消されていました。何事かと不審者の如く廻りを見回していると、この残念な表示。
『廃業と致しましたので、廃材・材木は置かないで下さい。』
通り掛かったご婦人に問いかけると、昨年末で廃業されたとのこと。
もう、煙突から煙をみる事は出来なくなりました。
2012年01月27日
街中の霜柱
ぽけ子の住んでいる所では、田んぼや畑でお馴染の霜柱。
三島の街中で発見しました。
とはいえ、道路は舗装されてとても霜柱が出来る訳もなく、大通りの桂の街路樹の根元の土の部分に…
朝、不定期でやっている街路樹の草取りとゴミ拾いですが、ぽけ子の短い脚では、三島の街中全部という訳にもいかず、大通りのみとなっています。仕事の始まる前の30~40分。運動を兼ねてやらせてもらっていますが、小さな発見がいくつかあります。
今年の冬は、三島の湧水がまだ割と多いせいか、かるがもちゃん達が例年より多いのです。そのせいか、道端のこんな小さな土の空間に、吸い殻やガムに混じって、水鳥の羽根が多く落ちています。可愛いのだけど、あまりに数がいすぎて、生態系のバランスを崩さないか危惧されています。
昔、窪地だった中央町(旧町名も久保町)、いまだ湿気が多いせいか、道端の隅に苔が生え、そこに雑草が伸びてしまいます。それを取りながらも、雑草の生命力にちょっと感動したりもしてしまいます。
その他にも、この草は雑草かな?植えてあるのかな?と野草を調べるきっかけとなったりと、いろんな気持ちを抱かせてもらえるこの時間楽しんでます。その上、今日は霜柱を踏めるというお楽しみ付でした!
2012年01月26日
ブログデビューやはり富士山から♪
ぽけ子の住まう伊豆は、三島の地より富士がよく観えます。その姿は長い裾を大らかに伸ばし、天空をその峰で突き抜けます。
それでも、富士は富士。何処にいても、その雄々しさを味わえるのが、日本の霊峰と呼ばれる所以です。
富士山の語源も伝説も様々ある様ですが、富士山検定なるものがあるとのこと…。富士山好きを自負される皆さん!挑戦してみてはいかがでしょうか?
⇒ http://www.fujisankentei.jp/